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<長崎原爆投下>カラー映像を発見 米軍が直後の市街地撮影(毎日新聞)

 長崎原爆投下直後の45年9月11日、長崎市に入港した米軍病院船の乗組員が、当時の市街地をカラーフィルムで映画撮影し、そのフィルムが米国立公文書館(ワシントン)に所蔵されていた。被爆直後の長崎市を撮影したカラーフィルムとしては最も古いとみられる。

 カナダ人研究者のブライアン・バークガフニ長崎総合科学大教授(比較文化論)が09年9月、公文書館でフィルムを発見し、映像の一部をデジタルカメラで動画撮影。映像は未編集で、教授が確認しただけでも約1時間分が保存されていた。近く公文書館からコピーを購入、分析する。

 同教授の調査では、米軍は9月11日に入港する病院船船上から、海岸沿いの旧香港上海銀行長崎支店などを撮影。さらに1週間にわたって、上陸した出島周辺の様子▽焼失した旧長崎県庁▽ふ頭でくつろぐ米兵と日本人--なども撮影していた。

 ただ、今回見つかった中に爆心地の映像はなく、同教授は「あくまで捕虜の治療が目的の寄港であり、合間に乗組員が撮影したのだろう」と話す。

 連合国軍は45年9月23日に長崎市に上陸。その後に米戦略爆撃調査団がカラーフィルムで被爆地を撮影している。長崎平和推進協会写真資料調査部会長の深堀好敏さん(80)は「カラーフィルムで撮影された被爆直後の長崎の映像として、撮影時期が特定できるものでは、今回のフィルムが現時点で最も古いと言えるだろう」と話す。【錦織祐一】

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